ハリケーンのせいで空港泊した話。
今まで別のブログばっか投稿してたのですが、
自分個人のブログにも残したいと思ったのでまーんまコピペ!!!笑
↑これはフロリダ行った時の。
でも日本からフロリダにたどり着くまでに困難があったので今回はその経験について書きたいと思います!
【出発前】
日本からフロリダ(オーランド)への直行便がないためテキサス州にあるダラス・フォートワース空港経由で行く予定を立てていました。
すると出発前、フロリダに超大型ハリケーンが近づいてるっぽいよというニュースが!
でも日本ではアメリカにハリケーンが近づいていても殆どの人にとっては他人事なのでニュースでも一瞬流れるくらいで、
「私たちが行くときに被ったらどんだけ運が悪いんだよ笑
そのハリケーンの名前、イルマとか埼玉かよ笑」
とか思っていました。
しかしフロリダに発つ2日前、
ダラスからオーランドへ行くのに乗る予定だった便を調べると
『Canceled』
の文字がっっっ!
そうです、ハリケーンのお陰で欠航です。
イルマ完璧なめてた・・・
とりあえずツアーを予約していた旅行会社に連絡を取ると、
『値段は変わらないが、行く日を2日遅らせてなら航空券は取れそうです。』
と言われます。
いやいや。
2日も損するなんて嫌だし、その分のお金も返って来ないし、ディズニーのチケットも買っちゃったし、、、
それは絶対嫌だ!!!
と思った私と友達は、
ダラスまで行って1泊して、欠航してないNYのジョン・F・ケネディ空港からの便でフロリダに行くことにしました。
(同じAmerican Airlinesだったので便の振り替えに追加料金はかかりません)
エクスペディアでダラスに1泊するときのホテルを予約しようとしたところ、
ダラスのあるテキサス州 は21歳以下の子供だけではホテルに泊まれないことが判明!
エクスペディアのカスタマーセンターに電話したら私たちでも泊まれるホテルがないか一生懸命探してくれました。
もともと予約していた旅行会社の対応が散々だったので余計神対応に感じ、
もう私は一生エクスペディアで旅行予約する!!!と思いました笑
エクスペディアさんが頑張っていたものの、泊まれるホテルは見つからず、
もう開き直って
空港泊かまそうぜ!とウキウキしていました笑
【日本出発】
そんなこんなで日本出発!
ダラスへと向かいました!この便は順調でした。
【ダラスにて】
ダラスに着いて、「今日は空港泊か~」とか呑気に思っていたのですが、
嫌な予感がして、翌日乗る予定のダラス~JFK空港の便の運航状況を調べてみると、、
『Canceled』
の文字が!
おいおいおい、まじかよ・・・
イルマ冗談きついって・・・
焦ってアメリカン航空の職員に言うと、
『お前らフロリダ行きたいの?3日後の便まで欠航だよ。ハリケーン来たの知ってる?
そのお陰でホテルも全部飛んでっちゃってるから行ってもどうにもならいよ。』
(この時だけ火事場の馬鹿力で英語めっちゃ聞き取れました笑)
いや、飛んでってるってなんだ。こいつ適当すぎる笑
日本の航空会社だったら、代替案なり探して案内してくれそうですが、
『で、君たちはどうしてほしいの?』
と言われ
ひとまず2人で考えました。(日本に引き返す考えは全くありませんでした笑)
何とかして行きたい、と思いながらスマホをいじっていたら、
翌日の朝1番のダラスからフロリダへの便が予定通り運航されると書いてあるじゃないですか!!!
これをアメリカン航空のさっきの職員に言うと
『満席だし乗れる保証もないけど、スタンバイで通してやるよ』
と言ってくれました。
(できるなら最初っから言ってよ!!!)
次の日その便に乗れるかも分からない、
乗れなかったらどうしようと思いながら
硬い椅子の上で寝ましたよ。なんか同じ空港泊するおばちゃんから枕恵んでもらったりして。
飛行機で足がむくんでるのにお風呂入れない!!!!
みんな体感温度バグってるんじゃないかって思うくらい冷房きいてて寒い!!!!
入国ゲート通過するとまともな飲食店がなくて自販機で売ってるグミとポテチしか晩ご飯がない!!!!
視力0.01くらい(実際どんくらいかは知らない笑)の目が壊滅的に悪い相方がコンタクトレンズ紛失!!!!しかも予備を持ってきてない!!!!
そしてお互い十分に眠れず機嫌悪い!!!!
とコンディション最悪でした笑
相方はキャリーバックの中に足を突っ込むと暖かいし防犯性も完璧とか言い出し写真のような格好で寝てました笑
【次の日】
そんなこんなで快適さの欠片もない夜が明け、
すでに疲労に襲われながらもドキドキしながらゲートまでいくと
stand byの欄には約30人名前が書かれているじゃないですか!!
やはりハリケーン難民は私たち以外にもいました笑
少し仲間意識も生まれお互い乗れると良いねなんて話したりもしました。
もしキャンセルがでた場合案内される順番は相方が4番目、私が5番目でした。
ゲートにいる職員にスタンバイの券を見せると、
『まだ席は空いてないけど、指をクロスして最後の1分まで諦めずに祈れ』
と言われひたすら待ちます。
この便に乗れなかったらまた次の便のスタンバイの準備しなきゃか・・・
その便も乗れなかったりして・・・
最悪もう1泊空港泊かな・・・
いい加減お風呂に入りたい・・・
とマイナスな思考ばかり頭を駆け巡ります。
すると出発10分前にスタンバイ4番目の相方の名前が呼ばれます!!!
しかし、
『席が空いたけど1席だけだ。』
と言われ、、、
相方だけ先に行くのか、先に行ってどうするのか、残された1人はいつ行けるか分からない、なら2人で一緒に行動したほうがいいのか…
どうしようかとアタフタしてると
「ほかにもスタンバイしてる奴いるんだから早く決めろ」
とせかされます。
すると偶然その場にアメリカン航空で勤めている日本の女の人(たぶんCAさん)がそばにいて、
『片方先にフロリダ行って、片方は他の便のキャンセル待ちして追っかけた方が2人で同じ便のキャンセル待ちするより確率高いし、空港内は安全だから一人で泊っても平気だし、行っちゃいなさい!』
と力強く背中を押して頂き、私は1人でダラスに残ることを決意。
搭乗時間の締め切りが刻々と近づいていき、
(まずは次の便のスタンバイのチケットを取って、それでも乗れなかったら次の便も考えて、最悪1人で空港泊か…)
そんな風に考えていると、、、
アメリカン航空の人に
『お前がかのちゃか?お前も乗れるぞ!』
とキャンセルが出て私も乗れることに…!
なぜか2人で号泣しました笑
前日の夜が思った以上に辛かったのとずっと気が休まってなかったので糸がプツンと切れたんだと思います。
(大学入って自分の事で泣いたのはまだこの1回だけです笑)
スタンバイ30人中乗れたのは5番目の私まで。ギリギリ!!!
本当に運が良かった…!
冷静さを失っていたのであの日本人女性がたまたま側にいてアドバイスしてくれたのも本当に運が良かった…
ダラスフォートワース空港からのあの朝焼けは一生忘れないと思います。
フロリダはenjoyできたしディズニーとユニバーサルのチケットも無駄にならずに済みました!
旅行は予想外の出来事が起こりやすいのが醍醐味だと思うので
これはこれでとても良い経験でした。
もし私が21歳以上だったらホテルに泊まって不安は和らいだのかもしれませんが、
異様に寒い空港で固いベンチで不安を感じながら一夜を過ごす事で
自分の未熟さ、日本のサービスの素晴らしさ、普段の生活の快適さ、旅行会社・航空会社の対応の大切さ
に気付くことができました。
みなさんも旅行先でトラブルに見舞われてもそこから学ぶこともあると思います。
ぜひトラブルを恐れず旅に出ましょう!!!笑
かのちゃ